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2007/03/30 (Fri) ラリーノルウェー2007:その10
2/21 Alta, Day 2
快晴!オーロラが見られなかったのは本当に悔しかったが、しょうがない。また来るしかない!今日もラルシュが朝からいろいろ案内してくれた。
快晴!


[ Alta Museum ]
アルタの歴史をまとめた美しい博物館。およそ5000年前に刻まれたという絵文字(petroglyphs)が見られるというので、考古学が専攻だった私の血が騒ぐ騒ぐ!
(ちなみに海岸線に残されているものは、当然のように見ることが叶わなかった。
冬季=積雪=見られるわけがない。あああ)
小さいものだけ現物見られた!


この地域は北極圏に古くから住むサーメ族(一般的にはラップまたはラップランド人と呼ばれているが、正しくはサーメもしくはサーミ)が今でも住んでおり、北米ネイティブアメリカンと同様、独自のコミュニティがいくつか存在する。古い写真を見ると一目瞭然だが、人種のミックスが非常に進んでしまっており、顔つきが一般のノルウェー人とあまり変わらなくなったようだ。

ノルウェーの最北端に近いアルタだが、海岸線の外に二つの島があり、それらが北海の厳しい風をブロックする役目を果たしており、周りの町より気候が穏やかで気温も高めらしい(オスロより数度低い程度)。絵文字を遺した先住民(サーミであるという確証は今のところない)、そしてその後住みついたヨーロッパ系の人達はここに住み、繁栄してきた。付近に住むサーミの人々は山の幸や副産物を持ち寄り、市場が栄えた。
そんなアルタの歴史を、このアルタ・ミュージアムですべて見ることができる。
1991年に建てられたこのミュージアム、1993年にはBest Museum of Europeに選出されたとか。小さいながらもセンスよくまとめられ、さらっと楽しむことが出来る。
オーロラの研究のセクションでは様々なオーロラの映像も見られるので飽きない。
 Alta Museum公式ページ

博物館の全面窓からの眺め

昔、スレートはソリで運ばれていた

サーメ人のトナカイ毛皮の靴

上から二番目はサーメ語



夕方6:45の便でオスロに戻らねばならないので、この後空港へ。
ロビーで待っていたら伝統的なサーメの帽子を被った女性が現れて「写真!写真!」と思ったが、家族の見送りに来て見世物になるのも気持ちよくないだろうと断念。
ちなみに道で遊んでいた子供達の足元を何気なく見たら、トナカイの毛皮の靴だったのが素敵だった。ごく自然に、現代のノルウェー文化の町に伝統が溶け込んでいる素敵な町。また来るよ、と念じつつアルタを発った。

オスロ着。
翌朝オスロを発つので、同じThonチェーンのエアポートホテルへチェックイン。
市内のものよりサービスは若干落ちるが、内装はこだわっているらしくかなりモダン。
泊まった部屋

ロビー脇のレストラン



2/22 Oslo to Japan
朝ごはんのクオリティが市内のThon Hotel Europaに劣っていたのが残念!小エビのマヨネーズ和えが食べたかった… 朝食を食べてすぐチェックアウト、帰りは再びコペンハーゲン空港経由で成田へ。コペンハーゲン空港で2時間ほど過ごせたらどんなに良かったか!木肌のグラデーションが本当に美しく、全てにおいてセンスが良いから。次にここに来れるのはいつになるやら。
成田もこのぐらい自国のセンスを生かしたデザインにしてくれたらなあ…
またねノルウェー



ちなみに成田の床を観察することをすっかり忘れてしまっていた。うわーん!次回はいつになることか…
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プロフィール

AJK

Author:AJK
WRC観戦が趣味の通訳・翻訳者です。
ひとつの文化として世界ラリー選手権が大好き!
テレビ朝日「地球の走り方」のコメンテーターとして出演中。

米国で会議通訳修士号(MACI)を取得後に自動車専門の同時・逐次通訳として活動、2015年より日本で会議通訳者として活動しています。

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