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2008/04/13 (Sun) ヨルダンのこと
※フィンランドラリー観戦ツアーに関してすでにご意見くださった方々、ありがとうございました! ある程度集まったら反応・ご要望などをまとめてDR社に提出致します。 メールフォームは6月末ぐらいまでは設置していると思いますので、引き続きご意見お待ちしております。


どこに旅行するにしても、行き先の現状、歴史、文化的背景を知っておくと吸収できる感動もひとしお!というわけで、ヨルダンに行くにあたり歴史や王室、経済状態やら何やらざっと読み集めています。
最近「アラブの富豪」(前田高行著、新潮文庫)という本を読んで、おもしろかったのでまとめ:

地域的に金満国家なのかと思いきや、意外とヨルダンはあの地域髄一の貧乏国家らしい。元から小さい国土(日本の四分の一)のほとんどが砂漠で石油や天然ガスといった産出物もないため、石油産出国のサウジアラビアや米国との繋がりが強い軍事大国イスラエルに比べれば、確かに比べ物にならないほど「貧しく」見える(国民1人あたりのGDPは2300ドル)。周りを大国に囲まれ、常に彼らの立てる波にもまれてきたヨルダンが生き残るために取れる方法は「外交のプロになる」ことだったらしい。最近では近隣国の余剰オイルマネーの投資先に特化することで外資の呼び込みを積極的にかけており、そちらでも成功を収めつつあるとのこと。

ちなみに国名にもある「ハシミテ」は、ヨルダンを統治している王家から来ている。そう言えば王室の名を国の名称に冠している国って珍しいかも、と思っていたら「~富豪」に以下のくだりがあった。

中東の歴史と政治はヨルダンのハシミテ家を抜きにして語ることができない。何故ならハシミテ家は、イスラム教の開祖ムハンマド直系の子孫として中東では右に並ぶもののない由緒ある家系だからである。

なんと!
(サウジアラビアも「サウド家が治めるアラビア」という意味なので王室名を冠しているとのこと)
ところでその由緒正しきハシミテ家(厳密に言えば「ハーシム家」。「ハシミテ」は「ハーシム(家)の」の意)のアブドゥッラー国王は、イギリス人とのハーフである。先代フセイン国王の2番目の王妃がイギリス人のムナ王妃であったからだ(国王はムスリムの母から生まれなければならないということで、公にはされていないもののムナ王妃もムスリムに改宗していたのではという説がある:wikipedia参照)。人種・宗教・国民感情も絡んだであろうこの辺の皇太子入れ替わり劇も非常に興味深い。それに加え、アブドゥッラー国王のラニア王妃はパレスチナ人。しかもアブドゥッラー(当時は王子)が皇太子になる前に結婚したため、政治的な意図があるとは考えにくい。パレスチナ人が多いヨルダンにおいては、偶然とはいえ良い組み合わせであるようだ。

ヨルダンのことを知るためと言いつつ、結局近隣国家のことも一通り見てみることになったが、それにしても本当に興味深い。なにせ自分はこの地域のことを経済的な面でしか知っておらず、その歴史的背景や文化、それらが現代にどのような影響を与えているかなどはおぼろげな感覚としてしか持っていなかった。

今回は主にインターネットで情報をあつめ、「アラブの富豪」はたまたま入った書店に積んであったものを手に取ったらおもしろかったので購入した。ここ数年アラブ地域への注目は高まるばかりなので関連書籍は星の数ほどあるだろうが、「富豪」は合間にちょこちょこ読んでいけるつくりで入りやすかった。ビジネスマンでなくとも、現代のアラブ世界の概要を知るための入門書としておすすめ。
なんだか本のおすすめコーナーになってしまった(笑)


私がヨルダンで触れるのは王室や規模の大きいビジネスとは無縁のものだが、もし機会があったら現地の人といろいろ喋ってみたい。楽しみだ!


※今、WRC.COMアーカイブで往年の名車特集やってますね。これは燃える~!
    ①グループBマシン ②アウディ・クアトロ
    ③プジョー・205 T16 ④ランチア・デルタ
    ⑤グループAマシン ⑥ミツビシ・ランサー
    ⑦スバル・インプレッサ 次回は⑧フォード・エスコートMKII
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2008/04/08 (Tue) Rally Finland 2008
6/29追記
今年度のDR社ラリー・フィンランド観戦ツアー合流は実施致しません。
お問い合わせ・コメントなど下さった方々、本当にありがとうございました。
別ツアーおよび個人で行かれる方々はたくさん楽しんできてくださいね!
DR社はもちろん予定通りツアーを敢行しますので、ノルウェー国旗をたくさん持った
大き目のグループがいたらそれだと思ってください。見ていると楽しいと思いますよ~
感想をサイトやブログで拝見するのを楽しみにしております。

↓以下は今までの更新内容などです。

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★★★5/30日程と料金情報追加(下記参照)

駐車場の青い空

今年のWRCラリー・フィンランドに
行きたい方いらっしゃいますか?


ノルウェーを本拠地とするラリー観戦ツアー会社、Destination Rally社の
担当者から「今年もラリー・フィンランド観戦ツアーを開催するが、もし日本から
同行希望者がいればぜひ受け入れたい」
という提案がありましたので、
このブログで告知し、反応を見てみたいと思いました。
 WRC.com内ラリー・フィンランド紹介ページ
 Rally Finland 公式サイト

私が二年前のフィンランドのツアーに同行させていただいた時は:

・参加者の割合は8:2でノルウェー人:オーストラリア人
・空港でバスとガイドが参加者ピックアップ
・ラリーグッズ付 (私の時はペースノート柄のTシャツや旗など)
・移動はすべて大型バス(ファンが勝手に旗を飾ってました)
・宿泊は典型的なフィンランドの湖畔の簡易宿泊所
    2~4人部屋、シャワーとトイレは共用
    カヌー遊びも可
・朝食・夕食は施設の食べ放題バッフェ
・水曜日にスバルドライバーやSWRTの主要メンバー数人とBBQ
・移動中の昼食はシチュー(美味でした)とパン、ソフトドリンク
・観光の時間は特に設定されていないので、ラリー観戦せず観光
 に変更することも可

基本的に①フィンランド国内ピックアップ ②バス移動 ③食事 ④宿泊 ⑤パス+グッズ などが含まれているだけでかなり自由度の高い作りになっています。現地までの移動は各自が手配するので、ツアー自体のコストは非常に低いものでした。
自分でラリー前・後のスケジュールを決められるので、オーストラリア人の中にはバルト三国を回ってから最後にWRC観戦して帰国する人もいました。(私は一日ヘルシンキをぶらぶらしてから帰国)もしこれが実現すれば私が通訳として同行しますので、言語に不安がある方でもご安心ください。フィンランドは世界中のラリーファンが集まるところなので本当に楽しいですよ!

私が参加したツアーの内容は上記の通りでしたが、今年のものがどうなるかはデスティネーションラリー社でのパッケージ企画が確定されてからわかると思います。
※DR社はラリー観戦を希望するグループを一般的に受け入れていますが、運営がペター・ソルベルグ関係者であるため自然とペターやヘニングのファンおよび関係者が多かった印象があります。WRCのファンは他モータースポーツに比べかなり和やかでファン間の問題など現場で見聞きしたことがありませんが、気になる人はご留意ください。


エストニア人はどこまでもハイテンションでロシア人は常にウォッカのボトルを持っており、フィンランド人が静かに観戦する中ノルウェー人やイタリア人が大声で応援歌を歌っていました。アイルランド人はアイルランド国旗を身体に巻きつけて写真撮影に熱中していました。同行したツアーでは、最初は文化の壁があったノルウェー人とオーストラリア人も次第に打ち解けて、最後にはコアラ人形とノルウェー国旗を交換して楽しんでいました。なだらかな曲線の丘のコースの端をふと見ると、ヨーロッパ中から来たキャンピングカーの上に立ってラリーを見守る人がいたり、ラリーそっちのけで日焼けを楽しんでいたり。(フィンランドは日照が貴重なので明るい夏の日は絶好の日焼け日和のようです)
日本のように遠いところに駐車してさらにバスに乗ったりするのではなく、ステージにかなり近いところまでバイクや自転車で乗り付けているカップルや友達、家族の伝統として観に来ていた家族、犬連れのお姉さん。駐車場の場所が便利であったり各地への長距離バス乗り入れがあるなど、まさにラリーのメッカという言葉が似合う場所でした。

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★★★5/30 追加★★★

Destination Rally社から、今年の旅程表と料金の情報が来ました。

7/31 (Thu)
- 夕食
- セレモニアルスタート又はKilleriでのスーパースペシャル観戦

8/1 (Fri)
- 朝食、昼食、夕食
- ラリー観戦

8/2 (Sat)
- 朝食、昼食、夕食
- ラリー観戦

8/3 (Sun)
- 朝食、昼食
- ラリー観戦

■現地ユヴァスキュラ集合
■料金:5900ノルウェークローネ(約12万円)
■部屋:ツインルームをシェア

また何かわかり次第追加します。


2008/04/03 (Thu) ポップカルチャーを翻訳するということ
会社員時代からの知り合いで、翻訳会社を営んでいる翻訳者夫婦がおもしろい本を出しました。

Hello, Please! By Matt Alt and Hiroko Yoda


どこを向いても企業やグッズ、市町村にまでキャラクターがごく自然に付随している、世界でも稀有な国である日本。
もともと抽象化・擬人化を好む文化的な背景はありましたが、それにしても昨今のキャラクター化はすごい!今まではアングラ扱いされていたいわゆるオタク的なスタイルのものも市民権を得て、その多様性は増すばかりのように思えます。
Hello, Please!を執筆したMatt AltとHiroko Yodaは技術翻訳からカルチャー的なものまでなんでもこなしてしまう凄腕翻訳者夫婦なのですが、特にポップカルチャーを好んで扱っています。
今回二人が出版した本で扱われているキャラクター達は、まさに「無意識のキャラクター化」の産物とも言えるものがほとんど。無機物のキャラクター化、動物のデフォルメ、ありとあらゆる商品に当然のように存在しているキャラクターが日本中から集められています。
公園のカンバン、牛乳パック、自治体のマスコット…
「そういえばこんなのあった!」と我に返るものも多いので、ぜひ見てみてください。
私がこの本を買えたのは吉祥寺PARCOB2のLIBROでした。

AltJapanさんでは他にも日本のカルチャーを海外に紹介するおもしろ本を出しているので、興味ある人はアマゾンのリンクから辿っていってみてください。
Amazon.com内Hello, Please!紹介ページ


日本ではなんでもキャラクター化してしまうのが呼吸するのと同じくらい自然になったわけですが、今度は言語のことを。

日本語は数多ある世界の言語の中でも特に柔軟性に優れているため、マンガに世界一適した言語であるというのを聞いたことがあります(もっとも、この言語の特性をフル活用していったら日本独特のマンガ文化・マンガのスタイルが出来たということなのでしょうが)。語尾を自由自在に作れるなんてなかなかないことで、以前ゲーム翻訳をしている時に特にそれを痛感しました。喋り方ひとつとっても、既存のパターン以外にもいくらでも創作できてしまいます。口調によるキャラクターの膨らませ方に関しては、日本語→英語よりも、海外のゲームキャラの話し方を日本語に訳する方が、クリエイティブな意味では楽しい!

逆に言えば、特徴ありすぎる日本のゲームのキャラクターのダイアログを英語など多言語でそのまま活かすのはそれだけ難しいということになります。私は最近ゲーム翻訳を殆どやっていませんが、日本のゲームやアニメ、漫画のポピュラリティが世界に広まるにつれて、日本語だけではなく日本のゲーム文化、日本特有のネタなどにも敏感に反応できるようになった人が増え、ゲーム翻訳が出来る人も増えたようです。(そういえば私がアメリカの大学在学中、日本語のクラスでアシスタントをしていたのですが、プレゼンテーションのテーマを日本のアニメにしている人が既にいました。日本語を学ぶ人がまだ少なく、比較文学部の一部に過ぎない時代なのに!) 
もっとも、和製ゲームをローカライズする上では、日本のものをそのまま現地語訳すれば良いというものではなく、出版される国の文化・風土にあったものにしなくてはならないわけで…それはまた別の話ということで。

「言語は生き物」とよく言いますが、本当にその通り!数十年もすれば文法も変わっていることでしょう。事実、「ら」抜きが発生し始めた頃は相当問題扱いされた記憶がありますが、今では大人も子供も当然のように使っています。次は一体何が来るんでしょうか。
社会が変わり、言語も変わって行く大きな流れを見ていくのがなんだか楽しみでもあります。

プロフィール

AJK

Author:AJK
WRC観戦が趣味の通訳・翻訳者です。
ひとつの文化として世界ラリー選手権が大好き!
テレビ朝日「地球の走り方」のコメンテーターとして出演中。

米国で会議通訳修士号(MACI)を取得後に自動車専門の同時・逐次通訳として活動、2015年より日本で会議通訳者として活動しています。

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