2007・03
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2007/03/30 (Fri) ペター・ソルベルグ伝記!
私事ですが、

ペター・ソルベルグ伝記の日本語版が
去る20日に出版されました!


2003年に著者の方とコンタクト取り合ったことから始まり、
ノルウェーに行ったりしつつ翻訳を進めてようやく出版に至りました。
作業を進める上でご協力くださった皆様に深く感謝申し上げます。

改善の余地がありすぎてなかなか恥ずかしいですが、原作の雰囲気を
できるだけ損なわないようにしました。
ペターの波乱万丈の半生をお楽しみいただければと思います。
貴重な写真もたくさん入っていて、眺めるだけでも楽しい!

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書籍名:ペター・ソルベルグ 110パーセント
    (原題 Petter Solberg 110 Prosent)
著者: Geir Svardal
和訳: 桂田純
出版: 株式会社ミトス
定価: 5250円(税込み)
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いただいた見本誌!



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2007/03/30 (Fri) ラリーノルウェー2007:その10
2/21 Alta, Day 2
快晴!オーロラが見られなかったのは本当に悔しかったが、しょうがない。また来るしかない!今日もラルシュが朝からいろいろ案内してくれた。
快晴!


[ Alta Museum ]
アルタの歴史をまとめた美しい博物館。およそ5000年前に刻まれたという絵文字(petroglyphs)が見られるというので、考古学が専攻だった私の血が騒ぐ騒ぐ!
(ちなみに海岸線に残されているものは、当然のように見ることが叶わなかった。
冬季=積雪=見られるわけがない。あああ)
小さいものだけ現物見られた!


この地域は北極圏に古くから住むサーメ族(一般的にはラップまたはラップランド人と呼ばれているが、正しくはサーメもしくはサーミ)が今でも住んでおり、北米ネイティブアメリカンと同様、独自のコミュニティがいくつか存在する。古い写真を見ると一目瞭然だが、人種のミックスが非常に進んでしまっており、顔つきが一般のノルウェー人とあまり変わらなくなったようだ。

ノルウェーの最北端に近いアルタだが、海岸線の外に二つの島があり、それらが北海の厳しい風をブロックする役目を果たしており、周りの町より気候が穏やかで気温も高めらしい(オスロより数度低い程度)。絵文字を遺した先住民(サーミであるという確証は今のところない)、そしてその後住みついたヨーロッパ系の人達はここに住み、繁栄してきた。付近に住むサーミの人々は山の幸や副産物を持ち寄り、市場が栄えた。
そんなアルタの歴史を、このアルタ・ミュージアムですべて見ることができる。
1991年に建てられたこのミュージアム、1993年にはBest Museum of Europeに選出されたとか。小さいながらもセンスよくまとめられ、さらっと楽しむことが出来る。
オーロラの研究のセクションでは様々なオーロラの映像も見られるので飽きない。
 Alta Museum公式ページ

博物館の全面窓からの眺め

昔、スレートはソリで運ばれていた

サーメ人のトナカイ毛皮の靴

上から二番目はサーメ語



夕方6:45の便でオスロに戻らねばならないので、この後空港へ。
ロビーで待っていたら伝統的なサーメの帽子を被った女性が現れて「写真!写真!」と思ったが、家族の見送りに来て見世物になるのも気持ちよくないだろうと断念。
ちなみに道で遊んでいた子供達の足元を何気なく見たら、トナカイの毛皮の靴だったのが素敵だった。ごく自然に、現代のノルウェー文化の町に伝統が溶け込んでいる素敵な町。また来るよ、と念じつつアルタを発った。

オスロ着。
翌朝オスロを発つので、同じThonチェーンのエアポートホテルへチェックイン。
市内のものよりサービスは若干落ちるが、内装はこだわっているらしくかなりモダン。
泊まった部屋

ロビー脇のレストラン



2/22 Oslo to Japan
朝ごはんのクオリティが市内のThon Hotel Europaに劣っていたのが残念!小エビのマヨネーズ和えが食べたかった… 朝食を食べてすぐチェックアウト、帰りは再びコペンハーゲン空港経由で成田へ。コペンハーゲン空港で2時間ほど過ごせたらどんなに良かったか!木肌のグラデーションが本当に美しく、全てにおいてセンスが良いから。次にここに来れるのはいつになるやら。
成田もこのぐらい自国のセンスを生かしたデザインにしてくれたらなあ…
またねノルウェー



ちなみに成田の床を観察することをすっかり忘れてしまっていた。うわーん!次回はいつになることか…

2007/03/29 (Thu) ラリーノルウェー2007:その9
2/20 Oslo to Alta

ハーマルからオスロに戻った19日にスカンジナビア航空のサイトでアルタ行きの便をチェックしたらなんと!
大人二人のオスロ⇔アルタ間のチケットは日本円にしてわずか15000円強。
正規料金でこの安さ…ノルウェーの(高すぎるほどの)物価に慣れつつある身としては拍子抜けするほどだ。もちろん予約。

そして朝、オスロ空港から出発。窓の外に見える光景がだんだん見慣れないものになってきてたまらなくどきどきする。一面真っ白!2時間ほどのフライトの後、北極圏の町、アルタに到着。

Alta, Norway

-20℃くらい?

飛行機を降りた瞬間の感想「寒!!」

到着ロビーに向かうと、アルタのスバル・ディーラーのラルシュ・ブローデル氏に迎えられた。
「僕の町へようこそ!まさか本当に来てくれるなんて、本当に嬉しいですよ。皆、行くと言いつつ誰も来ないんですから」

ホテルに向かう前に町をぐるっと案内してくれると言う。
アルタ(Google Map)は砂漠並みに乾燥している町で、年間降水量はラルシュいわく「400mm程度なんですよ」とくに冬季は気温が上がらないので、一度雪が降ったら解けずにそのままずーっと残る。実際、道脇にどけられた雪の山は真っ白のままで、通常見られる汚い茶色はまったく見られなかった。こんなの初めてだ!

一面真っ白のアルタ


アルタの名産は、Slate(ノルウェー語でSkifer)。
昔から続く産業で、その大部分が日本に輸出されるらしい。『家の屋根用だそうです』瓦葺でない家のものかな… 『そうそう、あと成田空港の床はアルタのSlateを使ってるんですよ!帰国したら見てみてください」

これは会社名

アルタの名産、スレート

そしてホテルに到着。なかなかきれいなホテルだ…
あまりにも全てから離れた町なので、少々不安がっていた母、驚愕。聞けば、この地域の経済は右肩上がりでホテルの建設ラッシュなのだという。事実、私達が泊まったホテルも鋭意増設中だった(しかもスイートを中心に!)

ホテルの入り口横にあった各都市への距離

ホテルのレストラン。左側には暖炉が

ホテルでひと休みしてから再び外へ。

[ Alta Igloo Hotel ]

北極圏のスウェーデン、ノルウェーにいくつかあるらしい、人気の「アイスホテル」。ここアルタにも有名なイグルー・ホテルがある。(イグルーってアラスカのネイティブアメリカンの言葉なんじゃ…いいのかな)前日にラルシュが話をつけていたらしく、オーナーの男性が丁寧に案内してくれた。

氷の白鳥がお出迎え

古代絵文字が刻まれている


外気がおよそ-24℃ぐらいだったのだが、アイスホテルの中は常に-5℃に保たれているとか。そんな寒いとこで眠れないって…と思っていたら、氷のベッドにトナカイの毛皮を敷き、さらに寝袋(-40℃までOK)を載せて寝るので快適らしい。
『身体は温かく、頭は冷たい状態なので朝起きるとしゃきっとすると好評なんですよ』
なるほど、頭寒足熱なのね。理に適っているかもしれない…

アイスホテルその他いろいろ:
・建設には3週間かかる
・初年度(8年前)は札幌雪祭りの職人さん達を招いたらしい
 現在は地元の職人でOK
・アートギャラリーもある
・結婚式もあげられる(ブライダルスイートに宿泊することが条件)
・毎年デコレーションのテーマが全く違うので毎年楽しめる
・『材料費がかからないのでこっちとしては助かりますよ!』
シングル・ダブルルームが並ぶ廊下


ちなみにログキャビン風のロビーの隣にはステキなレストランが併設されている。
レストラン


泊まりたかった!次回は絶対ここに泊まろう。
Alta Igloo Hotel

[ Subaru Alta ]
次はラルシュがオーナーを務めるアルタのクルマのディーラーへ。
スバルとシトロエンの正規ディーラーで、他メーカーの中古車も扱っている。
人口20000人強の町で去年、220台の車を売ったらしい。
そのうち90台がスバル、中古も多いが多くの新車(だいたいがフォレスター)も売れたらしい。氏が大事な宝物を見せてくれるというので着いていくと、一台のSVXが。
「ノルウェーに2台しかないうちの、1台です」と嬉しそうだ。
満面の笑顔!


ちなみにこのディーラー、オフィス部分にサウナもある。従業員はもちろん、彼らの家族も自由に使っていいらしい。しかも毎年全員で北欧およびヨーロッパ内を旅行するらしい!道理で「誰も辞めてない」はずだ…

その夜はラルシュ、奥様、二人の息子さんたちとディナー。
二人とも英語ペラペラ、上の息子さんはフランス語、下の息子さんはフィンランド語も学んでいるという。恐るべしノルウェーの言語教育!

オランダから来たマネージャーのおかげでノルウェー国内でも指折りの評価を得るようになったというこのレストラン、名物は「北極の味」お試しコースだ。私と母、ラルシュ夫妻は特別な下準備を経たタラ(Stockfish)、子供達はトナカイのステーキをいただいた。この魚がまた絶品!!!トナカイもおいしいけど、この魚のきゅっとした固めの歯ごたえと絶妙な塩加減がたまらなかった。ノルウェーに行ったらこれを食べない手はない!
雰囲気も抜群



おなかいっぱいになり、丁重に礼を述べホテルへ。
前日オーロラが見られたというので、天候も良いことから期待していたのだが見られず。残念。

2007/03/29 (Thu) ラリーノルウェー2007:その8
ものすごく間が空いてしまいました~~
ノルウェーもうちょっとで終わり、続いてメキシコです。

2/18 Leg 3

[ SS18 Elverum ]
スバルノルウェーの人達(土曜日に大人数が合流して2倍の人数になったため、大型バス6台で移動というものすごいことに)と再びラリー観戦。このステージにはジャンプスポットがあり、ここに陣取ることになった。

どこを見てもスバルの旗だらけ

ジャンプスポットに飛び込むジジ・ガリ

Solberg, My Petter Solberg...

かわいい~

↑ホットドッグを焼くのに使っただろう小枝で「がんばれソルベルグ兄弟」と書かれた紙皿をかぶった雪だるま


Rally Norway Results
1.ヒルボネン
2.グロンホルム
3.H.ソルベルグ
4.P.ソルベルグ
5.ラトバラ


ラリーノルウェーの初代王者に輝いたのは活躍も目覚しいミッコ・ヒルボネン、2位はベテランのグロンホルム。恐るべしフォード勢…!
ペターとヘニングが3位争いの大バトルを繰り広げたが、勝ったのは4位で弟ペターを追っていた兄ヘニング。やっぱりこの接戦があるからこそラリーはおもしろい!!
途中まで素晴らしい走りを見せていたセバスチャン・ローブはコースオフを繰り返し、リタイア。既にWRC史にその名を刻んでいる天才ドライバーの、あまりにも珍しいドライバーエラー。今後同じことが起こる可能性は0に近いんじゃないかなぁとは思う。全く別次元のドライバーだもの。


[ PODIUM CEREMONY ]

マイナス一桁!

拍子抜けするほどぬるい天候の中開催されたセレモニー。
出遅れたせいでポディウムが見えず…

兄弟バトルを制したヘニング

いろんな旗があるね

ソルベルグ兄弟、特にヘニングは大喝采を浴びていた。

たくさんの見知った顔に会い、ラリーのアクションもよく見られ、街のパレードやお店なども見られてかなり濃く楽しい数日間だった。来てよかった!
来年はWRCカレンダーに載ってないけど、主催・運営が国がらみということもありしっかりしていて、ステージにもアクセスしやすくマーシャル達もしっかりしていたようなので、レギュラー化を狙えるのではという声も聞いた。
どうなるのかな…


明日はまた電車でオスロに戻り、一休み。
スバル・ノルウェーのディーラーさんが奥さんと共に「僕らの街に来てみませんか、ご案内しますよ」と言ってくれたので行ってみることにした。
目指すはアルタ、北極圏の街!


ありがとうハーマル、またいつか


2007/03/13 (Tue) ラリーノルウェー2007:その7
Leg2 余談!

Kirsten Flagstad Museum

母が行きたがっていたこのちいさな資料館、思いがけず素晴らしい体験ができたので別エントリにしてみました。音楽好きの方はぜひ!

看板と建物


20世紀最高のワグナリアン・ソプラノと呼ばれたキルシュテンの生家は、同時に、現存するハーマル最古の建造物でもある。ワグナーのオペラは驚異的な声量と技量を必要とするため、本来望まれるレベルで歌いこなせるソプラノは少ないと言う。ワグナーが歌えるというだけでそのソプラノのアイデンティティが決まると言っていい。(以上母の受け売り)

キルシュテンは幼いころから突出した歌声で頭角を現し、ワグナリアン・ソプラノの最高峰としてニューヨークのメットで契約を結び、メットの再興に貢献した。第二次世界大戦の時期はナチのシンパなのではと疑いをかけられ、母国の人々から糾弾されたり全財産を失ったりなどと大変な苦労があったらしい。現在この資料館を運営している女性が「彼女の功績を広く世に知らせ、同胞であるはずの我々ノルウェー人が彼女にしたことを償わなければなりません」と悲しそうに語っていたのが印象的だった。

衣装と私物の数々 
衣装とそれを着用しているキルシュテンの写真 
あまりに有名なヴァルキリーの衣装


「オペラ歌手=ヴァルキリーを歌う太った女性」という印象を持つ人も少なくないのでは。元からあったそのイメージを決定づけたのはキルシュテン…らしい。

ちなみにこのキルシュテン・フラグスタ資料館、母が大学時代ソプラノを専攻していて現在もクラシック音楽の愛好家であることから訪問をプランしていたのだが、決して目立つ建物ではない。古来街の中心であった教会(前述の聖堂)のすぐ傍の道脇にぽつんと立っていて簡単に見過ごしてしまうほど。

この看板が目印!


だが、彼女が得意としていた裁縫や写真の数々、舞台衣装や数々のメダルや勲章、加えて彼女が歌った有名なクラシック音楽のアリアやノルウェーの歌(めずらしい!)を収めたCDを、スタッフの説明を交えながら観賞することが出来る素晴らしい資料館だ。入館直後に「外は寒かったでしょう、ホットレモネードとクッキーはいかが?」と、暖かい飲み物とクッキーを出してくれた心遣いも嬉しかった。
キルシュテンはパッチワークも得意

アメリカでの生活の影響か、アメリカ風パッチワークも製作。
同じくキルターでパッチワーカーの母、大喜び。

音楽に興味がある方、カラフルにペイントされた北欧の古い家屋をそのまま活かしたアットホームな雰囲気を体感したい方はぜひ。この不世出のソプラノをおさめた唯一のフィルム(ヴァルキリーの叫びのアリア抜粋)が観賞できる、数少ない場所だ。

>>> キルシュテン・フラグスタ資料館(諾/英/独)

ちなみに運営が少々苦しいらしい…がんばってほしいなあ。
オペラファンにはたまらないと思う。

2007/03/13 (Tue) ラリーノルウェー:その6
2/17 Leg 2

街で催し物があるらしいので、この日は街をぶらぶらして、ステージは最後のスーパースペシャル(徒歩で行ける)だけにしてみた。

イッタラのキャンディ・ディッシュ

毛糸!


ノルウェーのセーター(それもデザイナー物)、アクセサリー、北欧のグッズなどすばらしい品揃え。きれいな色の毛糸もたくさん!


外でなにやらアナウンスが始まったので外へ。


[ MOOSE PARADE ]

パパも子供もムース


ムース・パレードなるイベントのスタートだ。
大人も子供も難しい年頃であるはずのティーンエイジャーもみんな、ムース(エルク)のツノをつけてパレードに参加。ちなみに参加者の人達は手にバスケットを持っており、ツノを模したヘアバンドやクッキーなどを売っていた。なるほど、ティーンエイジャーも小遣い稼ぎが出来て一石二鳥なのね。
ツノはつけなかったが私と母もパレードとともにぞろぞろ移動。
大人も子供も犬もみんなでぞろぞろ。

ムースが指揮者


パレードも終わったのでもうちょっと散策。


[ ノルウェーで最も小さな大聖堂(Cathedral) ]
ヨーロッパで街の中心と言えば教会


すっきりきれいな外観


ルーテル派の聖堂。誰でも入り、静かな祈りのひと時を過ごすことが出来る。


教会の後は世紀の名ソプラノ、キルシュテン・フラグスタ資料館へ。
これについては、次のエントリで。


[ SS17 Hamar ]

こんなカンバンを見ながらステージへ


ハーマルのスーパースペシャルステージは先ほどの資料館や教会からちょっと歩いた程度の距離にある。ご近所さんが開いたちいさな出店でホットドッグを買い、食べながらステージへ。

Polser=ホットドッグ


結果:入場が出遅れたせいでほとんど何も見えなかった!残念。

もうちょっと前だったらよく見えたのに

フィーバーしている親と爆睡している子供

P.G.アンダーソン(アンダション)



[ Hamar Cathedral Ruins ]

その夜は、スヴァルダル氏の案内で中世の大聖堂跡へ。
実は去年もここに行ったのだが、冬季は閉館しているため外から眺めるだけだった。今年はラリーで観光客が増えていることもあり、特別に毎日数時間だけ開館されることになったとか。若い女性ガイドさんが中世風の黒いマントを見にまとい、地域の歴史とこの教会のことを丁寧に語ってくれた。50NOK。

暗すぎて私のカメラ(と腕)ではきれいな写真が撮れませんでした…


バイキングの時代後に築かれたカトリックの聖堂は、その後広まったプロテスタントのルーテル派によってごく短い間だけルーテル派の教会として使用され、その後放置され、スウェーデンとの戦争での大砲の被害により大破。完全に遺跡となった建物の壁を、近所の村の青少年たちが度胸試しに駆け上がるようになったらしい。貴重な文化財であるという認識がようやく高まったところで、(アメリカの富豪に嫁いだらしい)この街出身の女性が、聖堂跡をすっぽり覆うガラスの建造物を寄贈したらしい。
もろもろ確認せずに記憶を頼りに書いているので、間違いがあったらすみません。

ろうそくだけで照らされた遺跡内


イナカ道をがたがた進んでいったあとに目に入る、ガラスのピラミッドの中に石積みの聖堂の跡が厳かに佇んでいる様子は圧巻。ハーマル、リレハンメルあたりに来られる方に絶対のおすすめ。考古学や歴史知らない人もぜひ。施設全体が美しくセンスよくまとめられていて、雰囲気も最高です。博物館も併設。ついに入れずじまいだったけど…

>>> Hamar Cathedral (wikipedia)
>>> 別の写真1
>>> 別の写真2

ちなみに夏季は結婚式なども執り行っているとのこと。

2007/03/13 (Tue) メキシコはレオンのホテルにて
ラリーメキシコが無事に終わり、メキシコ記にさっそくとりかかりたい気持ちなのにラリーノルウェー記が終わっていない!

ので、まずノルウェーをアップすることにします。

そうそう、WRC関連は全て「WRC」というカテゴリにしていたのですが、いくつかエントリのあるものは「ラリー●●」という風に独立させてみました。現在あるのは、ラリージャパン2006、ラリーノルウェー2007、ラリーメキシコ2007です。

次にWRCに行けるのはジャパンかな。楽しみです。

2007/03/06 (Tue) びっくりな展開
明日(日付変わったので今日)からメキシコラリー行くことに!
憧れのアルゼンチンは遠くてなかなか行けないけど、メキシコならなんとか…という理由で。メキシコは9年前に行って以来なので楽しみだ。
当時はユカタン半島しか行ってないので、北部は初めて!

携帯を成田で借りたいけど一日500円…
使用料も国際電話は1分380円…
電話受けるのも1分180円…
旅行を前日に決めるとこうなるという好例…

仕事をひとつ片付けて行ってきます。
ラリーノルウェー日記を書き終えていないのに!

2007/03/05 (Mon) ラリーノルウェー2007:その5
2/16 Leg 1

7:45起床、8:25に朝食へ。
今日ご一緒するスバルノルウェーの方々は皆一様にスバルの青いツナギを着用している。私も去年もらったものがあるが、SSに到着してバスから降りた時に着る予定だ。
3台ある大型バスの3台目に乗り込み、9:05に出発。

[ SS3 LOTEN 2 ]

今日も曇りで雪が予想されているため、服装も万全を期した。

上:
ババシャツ、腹巻、ウールのタートルネック、ダウンジャケット、皮とファーの帽子(耳・顎までカバー)

下:
ハイテクレギンス、分厚い靴下、ゆるいジーンズ

肩、腹、爪先にカイロを仕込み、これらの上からスキースーツを着込み、手袋着用。おしゃれとは程遠い格好だが、何よりもあったかい。ステージに着いてもまず駐車場からちょっと歩くこと、観戦スポットについても最低一時間は待ち、ラリーカーが来るようになっても一台ずつマージン(WRかーは2分、Nカーその他は1分)を置いて来るので屋外にいる時間はかなり長いので、おしゃれよりも何よりも優先されるべきは暖かさ!

(ちなみにノルウェーでもカイロは売っている。私が目にしたのはアメリカからの輸入品で、日本にあることを知らなかった知人は「これすごくいいわよ~あったかいわよ!」と私に勧めてきた)

平坦な分歩きやすかった

こんな感じの道(?)を駐車場からSSに向けて歩く。

実にたくましい馬

時期はずれのいいバイト?
駐車場からSSへの道のりを往復していた馬のタクシー。
農耕馬と思われる骨太の馬2頭が引くソリの後部にはトナカイか何かの毛皮が敷かれていて、あたたかそうだった。これには一緒にいたノルウェー人達も写真を撮っていた。

持参した折りたたみ椅子やマットに座ったり、立ったまま談笑してラリーカーが来るまでを待つノルウェー人達。
以前某雑誌にも書いたが、スウェーデンおよびノルウェーのスノーラリーでは、スペクテイターはよく焚火をおこし(冬のみ許可)、スープをあたためたりホットドッグを枝に刺してあぶって食べたりとかなり楽しむ。家族連れは当たり前、中には犬連れのご近所さんもいる。クルマの技術的な事はよく知らないけどラリーはよく観に行くよ!という人も多い。
小さなグループで来て、クレストをカッ飛んでくるラリーカーを観て声援をあげ、応援歌を歌い、旗を振り、まわりのファンと一体になって楽しむ。

これがまたおいしい!


ステージにおいての私の一番の楽しみは、彼らファンの楽しむ様子を見ることだったりする。応援の仕方や雰囲気も、ラリー開催地やスペクテイターのお国柄によって違うので本当におもしろい。


今年も和気あいあいとラリーカーを待っているスバルノルウェーのディーラー達。
あれ、でも何か違和感が…。
そういえば、彼らは酒を飲んでいない。去年のスウェーデンでは酒の小瓶をリュックやポケットに仕込み、ちょっとづつ延々飲んで私にも勧めていた彼らだが、今年は誰も飲んでいないようだ。訊いてみると、「今年は子供達も大勢来るから、酒は控えようということになったんだ。悪影響を与えてしまうからね」 すごいなあ。これには驚いた。
すばらしい考えだなあ、世界中のラリーファンに聞かせたい!
(去年のフィンランドではウォッカの大瓶片手に酩酊している人たちをよく見かけた)

焚火の存在がありがたかった

ペターのファンクラブ専用スペース。周りも人がいっぱいだったのでこれはありがたかった。

ステージタイム:
1.ヒルボネン
2.グロンホルム
3.ガリ
4.H.ソルベルグ
5.ローブ


雪や雨、グラベルに強いピレリを履いたガリが3位!
さてこの次はどうなるか。

[ SS5 Opaker ]

実況台と大画面スクリーン、ランチの配給所が揃った豪勢なステージ。

寒い中お疲れさまです

左のちいさなタワーに実況と解説らしき2人が立ってマイク片手に終始しゃべりっぱなし。
一見人が誰もいないように見えるが、この広場(?)の後方が一面傾斜地になっており、見晴らしが良いので、大多数のスペクテイターはそこで押し合いへしあいしつつ観戦していた。

さて、もう昼過ぎなので腹ペコだ。
近くに待機していた出店でホットドッグとワッフル2枚をゲット。
隣のテントではチーズやベーコン山盛のベイクドポテト目当てに大行列が出来ていた。
飲み物は定番のコーヒー、ブイヨン、そして濃い原液をお湯で割って飲むベリージュース。かすかに木の皮の匂いがする、暖かくておいしい飲み物だった。

去年もいたディーラーの方

働いているのは地元のおばあちゃん達。
5,6人くらいでものすごい数の食事と飲み物をさばいていた。
やはり全員それなりに英語が話せる。すごい。

ステージタイム:
1.ラトバラ
2.ローブ
3.グロンホルム
4.ヒルボネン
5.ガリ


何と、トップに縁のない(失礼)ラトバラがトップタイムを叩き出した。
三年連続チャンピオンのローブも虎視眈々と2位タイム、フィンランド人のグロンホルムとヒロボネンも3・4位タイムでそれぞれ総合1・2位をキープ。ガリも5番手タイムで総合4位。
個人的にガリは好きなドライバーなので嬉しい限り。

以上2つのステージを見終え、ホテルへ戻った。
疲れもあり、丸一日外に出ることは控えたい母は、スヴァルダル氏の案内で人気ステージらしいSS8に行くにとどめたとのこと。
母にとって初のスノーラリー観戦であるため、寒さを少々恐れていたらしいが、やはり頂戴したスキースーツで問題なく楽しめたらしい。よかったよかった。

レグ1の結果:
1.ヒルボネン
2.グロンホルム
3.ローブ
4.P.ソルベルグ
5.ガルデマイスター


やはりフォード勢が強い。今年もマニュファクチャラーチャンピオンになるだろう。ローブが相変わらず堅実にトップグループにつけている。不振が長く続き、スウェーデンでも(ノルウェーのために)リタイヤしたソルベルグは4位となかなかの調子。
しかしトップ5人のうち3人がフィンランド人…さすがだなあ。


夕飯は軽くベイクドポテトなどをスバル村にて。
脚・足をマッサージしまくり、写真をDL+整理して就寝。

オイルランプが道を照らしていた


2007/03/02 (Fri) ラリーノルウェー2007:その4
2/15 Ceremonial Start

目覚めてみれば外気は-4℃。暖かく感じるほどだ。
スヴァルダル氏いわく、しばらくおかしいほどの暖冬だったがラリー前1・2週間ほど前から急激に冷え込み、私の到着直前ぐらいからまたじわじわと気温が上がってきているとのこと。何にせよ、スノーラリーと呼べる天候になったのは喜ばしい。

スウェーデン人の知り合いに手配してもらった携帯電話のSIMカードに問題があったがなんとか解決。これでノルウェー国内での通信手段は確保!日本から持っていくと高すぎるので、できるだけ現地で調達。Evelineとその彼氏に感謝。

さっそくラリーノルウェーのサービスパークであるVikingskipet(Viking Ship)へ。ハーマル中心部、駅のあたりから徒歩15分くらい?全天候型ブーツは重く、なかなか早く歩けない。
このVikingskipet、リレハンメルオリンピックでスピードスケート用アリーナとして建設された、まさにバイキング船をひっくり返したような優美な建造物だ。(夜見るとまたいっそう美しい)
去年のラリーノルウェーでは参加チーム全部が中に収まっていたが、WRCとなって規模が一気に拡大した今年はWRカーのみだとか。残りの皆さんは外…スウェーデンと同じと思うしかないのか、それにしても寒い中大変だ。

左


右


中はこんな感じ。
天井からスケート靴のバルーンオブジェがぶらさがっていたりしておもしろい。お店もたくさん、老若男女問わずたくさんの人でごった返していた。とは言えシェイクダウンが終了して少し経った時間だったので、シェイクダウン終了直後はさぞやぎゅうぎゅう詰めだったことだろう。
見ればやはりノルウェー人が圧倒的に多く、国際的とはおよそ言えない雰囲気だ。去年のラリーノルウェーとさほど変わらないような… ローカルラリーを見ている気分でそれはそれでかなり楽しい。(ノルウェー語ほとんどわからないけども)

真ん中あたりに注目

しばらく経ってペター・ソルベルグが出てきた!
まばらになってきていたがしぶとく彼を待っていた人たち大歓声。サービス内に待機していたカメラマンの小林さんと滝井さん、ここぞとばかりに出動。チャンスを逃さない姿勢はさすがプロ。

ここで再びスヴァルダル氏とエンカウンター。
氏はモータースポーツやクルマ全般のジャーナリストなので、当然このイベントもカバーしている。スバルテントにてしばし談笑、先日間違って持ち帰ってしまった氏のカメラのレンズキャップを返却。あいかわらずドジも甚だしい私…

4:30 スバルノルウェーのプレスカンファレンス。
スバルノルウェーは数台のNカーをスポンサーしているため、彼らを激励し、かつPRするイベントを開催したというわけだ。もちろん、スバルノルウェーのオーナーと社長両方と深い関係があるペターも応援に駆けつけた。すべてノルウェー語だったので正直ちんぷんかんぷんだったが、雰囲気はとても良かった。

この通称「スバル村」のテント内には様々なものが展示されていた。
入って正面右奥あたりにはペターグッズのショップが展開されており、ペターの伝記も並べられていた。
オリジナルのノルウェー語版


また、KNA(Royal Norwegian Automobile Club)の設立100周年を記念したビートルも展示!カラリングといいデザインといい、かわいらしかった。(余談だが、ノルウェー=センスいいという認識が今までなかった。決して悪くないのだが、周りのスウェーデン、フィンランド、デンマークというデザイン大国に比べるとどうしても…という…一般的にはどう見られてるんだろう。ちなみに若い女性の雪の日ファッションはかなりかわいい!)

カーテンで仕切られた右奥に行くと、そこにはPS3や実際にペターが使用したWRカーが!PS3はノルウェーでまだ未発売なんだ、きっと注目を集めるよ!と鼻息荒くしていた、スバル・ノルウェーのコーレ・フォス社長。SNはラリーノルウェーそのもののスポンサーでもあり、このイベントにかけた金額とプランニングは相当のものだろう。

「ラリーの様子はNRKで生放送されるんだが、NRKは国営放送でCMがない。でもあたりを見てみてくれ、どこを見てもみんなブルーのスバルのツナギ、またはスバルグッズを身に着けているだろう?生放送中に彼らの姿が映し出されればそれだけでPR効果があるんだ。あと、ハーマルの町でも商店が自主的にスバルグッズやペターの本などをディスプレイしている。すばらしいことだよ」

ノルウェーでは長年ラリーが禁止されていたせいで、ラリーの歴史は浅い。ラリークロスやカートなどのモータースポーツは人気があったものの、世界的なレベルのドライバーは輩出していなかった。
しかしペター・ソルベルグが初のWRCドライバーとなり、2003年に世界チャンピオンとなったことでラリーは一気にポピュラリティ爆発、ここ数年ブームと言える展開になっている。しかも数年連続国内チャンピオンだったペターの兄ヘニング・ソルベルグも去年からWRカーでスポット参戦、怒涛の勢いで好成績を残して今年はフォードからフル参戦。
加えて今年からラリーノルウェーが世界選手権の一角に加えられ…とくれば、ノルウェー国内が盛り上がって当然だ。ストルテンベルグ首相もPRに加わるなど国を挙げてのお祭り騒ぎ。
今はPR力でスバルブルーが勝っているが、このままヘニングが快調に成績を残していけば、スポンサーであるExpertのオレンジの割合も増えていくことだろう。楽しみなことだ。

夕飯を軽食で済ませ、再び街へ。


■セレモニアルスタート

人が多い!スタートするちょっと前に行ったが、小さな町の広場はすでにスシ詰め状態。後で聞いたら15000人いたとか。そこで見知った黄色い上着の日本人の方を発見、去年のフィンランドでお会いしたスズキの某お方でした。いいイベントになると良いですねぇと少しお話ができたのが嬉しかった。私は所詮スペクテイターなのでのんきに話してしまったが、貴重な時間をお取りしてしまい、もろもろに響いていないことを願うばかり。でも本当に楽しかった!いろいろなチームの方と話せるのはありがたいことだ。

やっと撮れた

WRカーが出てメインのNカーも出終えてやっと撮れた。
エストニア人ファンはやっぱり熱狂的!マーティンはいなくてもアーヴァがいるものね!

書き入れ時?

ブルーの色から察するに、スバルグッズ屋?SS観戦にはスキースーツ(ツナギ)が絶対不可欠!下手すれば今頃-50℃だという、北極圏スピッツベルゲン島出身の人からすれば「夏だね」らしいが…

帽子に注目!

写真撮らせてくださ~い、とお願いしようとしたら、あれ、あなた方は…!?
ラリージャパンでもお馴染みのお二人でした。相変わらず応援スタイルが凝っていて、見ていて楽しい。聞けばツアーではなく、自力でクルマをレンタルするなど全てご自分達でアレンジされたとのこと。それ以降お二人をお見かけしなかったけど、最高のご旅行であったことを願います。


やっぱり雪の中歩くのは疲れる!
エキサイトすると輪をかけて疲れる。贅沢なことだなあ。
シャワーを浴びて(風呂は当然ない)就寝。

2007/03/02 (Fri) ラリーノルウェー2007:その3
ラリーノルウェーと書きつつ単なる旅行記になってますね。
以下続き。

2/14 Oslo to Hamar
7時に起床、1Fにて朝ごはん。
ノルウェーで食べた中でも、ここThon Hotel Europaの朝ごはんは一番気に入っている。いつも食べるのは:

・マッシュルームと小エビのマヨネーズ和え
・プリーツレタス
・ドライブレッド
 以上3点を組み合わせてノルウェー風オープンサンドに。
・カラーピーマンの細切り
・ちいさいウィンナー
・ヨーグルトにグラノラ、ドライフルーツ数種いれたもの
・コーヒー

食べすぎだと毎回思ってもやめられないこの組み合わせ!
道理で滞在終盤で身体が重く… 帰ったら運動がんばろうと自分に言い聞かせてみたりして。

さて、今日はこの朝食バッフェでひとつチャレンジだ。
ノルウェーで有名な食材にブラウンチーズというものがあるのよ、と母が言っており、どうやらこのホテルにも置いてあるらしい(なぜか気付かないでいた)ので今日こそ試してみることにした。

見た目:茶色いスムーズなスライスチーズ
味:苦味とかすかな甘みが混在…だと思うがあまりのまずさに飲み込んで水で流してしまった。チャレンジ失敗!だがリベンジする気にもおこらない。惨敗です。

去年来た時にもいた、中東系のスタッフのおじさんがいた。
変わらずぶっきらぼうなそぶりを見せていたが、数分おきにバッフェの様子を見て補充したり皿を揃えたりとなかなか細やかな気遣いを見せていたので、話しかけてみることにした。

「すみません、これ(と魚を指差して)は何て言うものですか?」
「トマト煮の魚です」
「あっ、えーと、いわゆる「ルダフィスク」?」
「そうです」

やはりぶっきらぼうな物言いだったが、目をじっと見て受け答えしてくれた。
母の疑問も解消され、一石二鳥。

朝食を終え、チェックアウトし、荷物を預けて街へ。

■オスロの街
昨日より気温は低いようだ。手袋ナシはかなりキツい。
カメラをいじくっている間に痛くなってくる。
母の希望で教会を2軒ほど回り(中へは入れなかった)、朝食の腹ごなしになんとなくうろうろした。お昼はお気に入りのところに行くのだから腹を空かせないと!

■ランチ
去年、ラリーガイドで友人のToneに紹介してもらったTheatercafeen (Theatre Cafe)
オスロの国立劇場すぐ隣にある由緒正しいカフェで、昼間から議員だのスポーツ選手だの芸能人だのが来ているような場所らしい。実際、Toneと来た時はオリンピック選手か誰かが来ていたらしく、周りの人たちはさりげなく目線をそちらに飛ばしていた。誰だったのか、言われても私にはわからなかっただろうけど。
今回も、コートをクロークに預けて入ってみると、バリッとスーツやドレスを着た紳士淑女でごった返しており「ヒールのブーツとおしゃれセーターで来てよかった…」と冷や汗をかく始末。ピアスも一番それっぽいものにしてみた、念のため。

通常メニューでサラダなどもあるが、こちらの名物はオープンサンド
私は去年食べておいしかった記憶があるビーフタルタルサンドを注文した。サンドイッチが並べてあるカウンターに行き、スタッフに「これとこれください」と言えば渡してくれる。朝ごはんがうまく消化しきれていなかったので、新しいものにチャレンジする気が起こらなかった(もったいない!)私は去年と同じビーフタルタルをオーダー。
するとナイスミドルなおじさんがニコニコと卵黄を二つのっけてくれた。
「Just for you!」
通常一個だけどキミにだけ!と笑顔で皿を渡してきた。わーいやった!と一瞬喜んだが、うーん、コレステロールが。ありがたく頂戴して席へ。

母はグリルチキンのオープンサンドを選択。しまった、私もそっちにしておけばよかった…と思えるほどおいしそう。
サンドイッチは二人ともひとつにとどめ、バレンタインデーだしケーキ食べよう!と再びバッフェへ。かわいらしいタルトのようなものが並んでいたので同じおじさんに訊いてみると「中にバニラクリームが入っているのさ。ベリーナイスだよ!」とまた大きな笑顔。なんだかかわいらしい人だ。
ケーキ二つを二人で分け合い、コーヒー(私)と紅茶(母)で〆。支払ってみると二人分あわせて10000円近く…二人して目玉が飛び出すかと思った。ノルウェーは物価が高いからで済まない金額。食事30%、雰囲気70%というところか…
ディナーに行く勇気は正直まったくありませんが、何も心配せずにすむなら一度行ってみたい。軽食を気張ったところで食べてみたい方におすすめ。
ちなみに写真はとても撮れる雰囲気じゃありません。雑然としているけど、常に何か日本的な「暗黙の了解」的なマナーを求められている気がします。

おなかも虚栄心も満たされたところで荷物を取りにホテルに戻り、タクシーでNational Theater駅へ。さらばオスロ、ハーマルに行くぞ!


■電車でオスロからハーマルへ

ナショナルシアター駅


重い荷物を引きずって駅へ向かい、切符購入。「指定ですか、自由席ですか」と言うので違いを訊いてみると、指定席は席が指定されているだけでなく、コーヒーなど飲み物とおつまみがついてくるとか。ノルウェー人は本当にコーヒーが好きだなぁと能天気に思う。1時間半程度の乗車時間だし、特に席にあぶれることもないようなので自由席購入。



ノルウェーの電車に初乗車!
自由席はこんな感じ


席は新幹線のような感じで、背もたれがすごく高い。窓も大きくて外がよく見える。トイレも付いていたので利用しようと間接部に出てみると、当たり前のようにコーヒーサーバーが……有料だったと思うけど、それにしてもノルウェー人の体には血液ではなくコーヒーが流れているとしか思えない。3杯以上飲むと身体がおかしくなる私と大違いだ。

窓の外は雪景色。
「なつかしいな、ミシガンと似てるわ」と母はじっと外を眺めた。
いつしか熟睡してしまったらしく、目が覚めれば到着寸前だった。


■ハーマル到着
1994年リレハンメル冬季オリンピックで一気に大きくなったハーマル、それでも人口20000人弱(らしい)の街。少し大きめの田舎町というところか。古い建物を今も有効利用しており、町並みは美しい。日本はなあ…とどうしても比較してしまうが、建造物に対する認識(天変地異が昔から多い日本は建物が壊れることが大前提だったので、現代の堅固なビルでもすぐに造りかえたがる、または新しい建物に引っ越したがる使い捨てメンタリティを持っている)が違うし簡単に比較できるものでもないと自分を納得させる。

スバル・ノルウェーが一軒まるごと借り切ったホテルにチェックイン。どれだけ高いんだろうと戦々恐々としたが、ハーマル市内に泊まれることは本当にありがたかった。

夕食は向かいのMASIにて。
メールをチェックし、ネットでいろいろ情報を集めて就寝。

プロフィール

AJK

Author:AJK
WRC観戦が趣味の通訳・翻訳者です。
ひとつの文化として世界ラリー選手権が大好き!
テレビ朝日「地球の走り方」のコメンテーターとして出演中。

米国で会議通訳修士号(MACI)を取得後に自動車専門の同時・逐次通訳として活動、2015年より日本で会議通訳者として活動しています。

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