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2009/12/17 (Thu) スイス・フランス滞在記③:国際赤十字・赤新月博物館
②に入れたかったんですが、入りきらないので分けてみました。

Musée International de la Croix-rouge et du Croissant-rouge

red cross museum

ジュネーブを訪れた際ぜひ行ってほしいのが、ここ国際赤十字・赤新月博物館。
赤十字が世界中で行っていることの活動を広く知らせることを主旨としています。
人間の戦争の歴史、その中での赤十字の活動などを常設展とし、その他にも特別展なども行っています。

red cross museum
チケットカウンター脇。
人権を奪われた人々を表したインスタレーション。

exhibit
私が行った時の特別展。
以前撮った日常の写真をもとに、戦争や紛争が起こった後に残った家族のメンバーで同じシーンを再現するというものでした。手前:上が子供時代の写真、下が兄弟の一人が欠けた後に同じ構図で撮ったもの

red cross museum
「赤十字はアンリ・デュナンの発案により設立された。しかし「命を守る」ことは太古の昔より存在してきた願いである」

red cross museum
義足の数々。地雷被害は今でも深刻な問題。

red cross museum
フィリピン支部が子供達に大して行っている啓蒙活動の紹介。

red cross museum
人災・天災などに見舞われた地域に提供される支援物資。

red cross museum
料理油、米、パスタ、イースト、白糖、乾燥豆がワンセットに。これで一ヶ月分だったと思います。

red cross museum
第一次世界大戦(?)での活動の紹介。どのセクションも非常に美しくセンスよくアレンジされており、完全にのめりこんでしまいました(予定時間を大幅にオーバー)。大事なメッセージがあるならば、それに興味を持ってもらわなければ元も子もないんだなと痛感。

red cross museum
出入り口。
このインスタレーションですっかり畳み掛けられました(笑)
素晴らしい博物館です、本当におすすめ。


mahatma gandhi statue
これら国連関連機関は大多数が徒歩でいける距離にあります。まさに国連の町。
このマハトマ・ガンジーの銅像はWIPO及び国連欧州本部から博物館に向かう途中で見かけました。
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2009/12/17 (Thu) スイス・フランス滞在記②:WIPOと国連
①は滞在中の宿泊地フェルネー・ヴォルテールについて述べましたが、今回はWIPO及び他の国連機関に関する経験談になります。タイムラインに沿うのではなく、場所やカテゴリ別にしてみました。

WIPO

World Intellectual Property Organization

ここが、前述の通り私の夏の職場でした。
WIPOが行っているのは、その名が示す通り知的所有権の保護を主とする業務です。知的所有権に関する条約・協定や仲裁や調停にも関与しており、こちらに送られてくる特許文書はすべて英訳・仏訳されて処理されます。私が関わったのは日本語特許文書担当課でした。

WIPO
外観

view from WIPO
三棟あるうちの本館(?)最上階、13階からの眺め。
手前が国連ジュネーブ事務局+その前の広場、そして奥がレマン湖。
実はこの建物、ジュネーブで最も高い建物です。ジュネーブは確かに国際都市ですが、全体的に建物が低めなので、どこに行っても空が見えてとても素敵でした。

picnicking for lunch
中国語担当の方とEさん、J君、Yさんとお昼のピクニック(WIPOから徒歩5分)。
ジュネーブは自然が多いのがいい!

United Nations in Geneva

国連といえばニューヨークだけ?という質問をよく聞きましたが、ニューヨークにあるのは本部といくつかの機関で、実は関連機関は世界中にあります。
そしてここジュネーブは、元々国際連盟本部があったこともあって最も機関が集中しています。

国連本部:ニューヨーク
国連欧州本部:ジュネーブ
安全保障理事会:ニューヨーク(@本部)
国際司法裁判所:ハーグ
国際連合教育科学文化機関(UNESCO):パリ
国際通貨基金(IMF):ワシントンDC
国際連合難民高等弁務官事務所(UNHCR):ジュネーブ
↑UNHCRは緒方貞子さんが国連難民高等弁務官を務めておられました
国際労働機関(ILO):ジュネーブ

機関の総数は把握していないのですが、膨大な数がある中で特に有名なものを挙げるとこんな感じになります。
>>> ジュネーブに拠点を置く国連機関(wikipedia)

さて、それでは国連欧州本部に入ってみましょう!
(滞在中に書いた国連ツアー感想と他の写真はこちら

fountains
入り口前には大きなプラザがあり、よくデモを見かけました。

The Chair
地雷反対を訴えるモニュメント、《壊れた椅子》。プラザ内にあります。
奥に見えるのが国連欧州本部の入り口(ただし職員専用)。

locations, locations
…というわけでこのように、分布に偏りはあれど世界中に国連機関があります。(日本は国連大学)

a UN meeting room
欧州本部には数十もの会議室(ホール)があり、毎日膨大な数の会議が行われています。
この日見学できたのは、会議が行われていないいくつかだけ。

another UN meeting room (built by the Spanish government)
この会議室は今年完成したばかり。スペイン政府寄贈だそうです。アートですねえ。

yet another UN meeting room
この会議室は、全ての壁と天井に絵が描かれていました。鈍い金色と黒というすさまじい色彩。
落ち着いてミーティングできるようには思えません(笑) ドラマチック!

signs at UN
案内板もおしゃれ!

the famous flags outside UN building
お疲れさまでした!
ちなみにこのツアー、英語とフランス語は日常的に行われています。
日本語ツアーご希望の際は前もって連絡しておけば手配可能とのこと。




ところで、国連職員となると、全ての国連機関のカフェテリアに入れるようになります。
研修員とは言えそのアクセス権を得た私達は、以下の機関でランチしてきました。

国連欧州本部
国連知的所有権機関(WIPO)
国際電気通信連合(ITU)
国際労働機関(ILO)
国際連合難民高等弁務官事務所(UNHCR)
世界保健機関(WHO)
世界気象機関(WMO)

それぞれ内装や雰囲気、食事のセレクションに個性があっておもしろかった!
カフェテリア=食堂、というだけあって物価の高いジュネーブにありながら非常に良心的な値段でした。
研修生一同がベスト・オブ・国連カフェテリア賞に選んだのは、国連欧州本部。
職員(+ゲスト)人数が多いこともあってセレクションが豊富!
そして釜焼きピッツァが本当においしかった。オーダー入れたらその場で焼いてくれたのです。

ちなみにカフェテリアツアーをしていたのは私達だけではなく、どこに行っても、ごはんの写真を撮る人がいたり「次どの機関にいこうか」という会話が聞こえていました。大学生インターンなども多いようですね。きゃぴきゃぴしていたのが新鮮でした(笑)

lunch at UN

これは確か、国連欧州本部での最後のランチ?
ピッツァにしておけばよかった、と悔やんだのを覚えています…


fountains outside UN
前述の国連欧州本部前のプラザ、夜はこんな素敵なことに!

2009/12/17 (Thu) スイス・フランス滞在記①:フェルネー・ヴォルテール(仏)
今年2009年の夏は、研修員としてスイスはジュネーブの世界知的所有権機関(WIPO)で研鑽しました。業務内容は細かく書けないのですが、その他の経験などを写真をメインにいろいろ書いていこうと思います。ひとまとめにアップしたかったのですが、時間がかかりすぎてしまうことからこのタイミングになってしまいました。とほほ。
>>> これまでのジュネーブ関連日記      


Ferney-Voltaire

Ornex and Ferney-Voltaire, France

今年、大学院からWIPOの日英翻訳部の研修員となったのは私、クラスメイトのJ君、今年春卒業された先輩のYさんでした。職場となるWIPOはスイスのジュネーブ市中にありますが、物価が非常に高いことから、私とYさんはジュネーブから20分ほどの距離にあるフランスのフェルネー・ヴォルテールに滞在することを決定。J君は運よくアパートを見つけられたのでそこからの通勤となりました。(ちなみに研修員なのでお給料はもらえますが、住む場所や移動コストは全て自分持ち)

最初から一箇所だけにとどまることが理想だったのですが、ブッキングやコストなどの都合で私は最初の10日間だけをフェルネー・ヴォルテールの隣町、オルネーで過ごしました。家主さんは、ジュネーブの国連機関で長く活躍されてきたイギリス出身のジーンさん。きりっとしたエネルギーあふれる女性です。

Miss Jean and Evelyn

私が彼女の家を出てYさんと住む長期ステイ型ホテルに移動する前に、手作りのりんごといちじくのタルトをふるまってくれました。ごく短い間ながらハウスメイトとなったのは、同じくMIISから中国語科代表で来たEさん(写真)。Eさんは料理研究家と思うほどの料理上手で、庭からハーブを摘んではその日の夕食に活かしていました。

An apple tart for all of us

フェルネー・ヴォルテールは非常に興味深い街です。
まず、その由来。18世紀自由主義を掲げた哲学者・作家のヴォルテールから来ています。18世紀後半にこの町に移り住んだヴォルテールが私財を投じて多くの住宅を建てる、教会を寄贈する、陶器産業を支援する、といった貢献をしたことから、それまでの「フェルネー」から「フェルネー・ヴォルテール」と彼の名を冠するようになったとか。


フェルネー・ヴォルテールをちょっと散歩してみると、こんな感じ。

Ferney-Voltaire
出勤。Yさんと毎日、この道を歩いてバス停まで。バスは大体ジュネーブに通う外国人でいっぱいでした。まさかフランス語圏で朝の山手線状態になるとは…

Ferney-Voltaire
ホテルやバーなどにヴォルテールの名や姿が

house numbers
どの家も、ほぼこのプレートで住所を示していました

Ferney-Voltaire
古い住宅と夏の終わりの紫陽花

Ferney-Voltaire
古い家と藤の花

Ferney-Voltaire
大型スーパーが一軒あり、ちらほらマンションが建っているくらいで、あとは本当にこんな感じの小さな町です。

Ferney-Voltaire
さらに町の外(オルネー方面)へ歩いて行くと…

fields of ferney-voltaire
5分でこんな感じ。急に視界が開けるので毎回感動していました。
山から下りてくる雲や霧が美しく、写真も撮ったんですが…ろくな写真が撮れませんでした。巧くなりたい!

Ornex
そのままさらに15~20分ほどまっすぐ歩いていくと、すっかり牧草地帯。
これはひまわり畑ですが、周りは大体牛の放牧をしたり小麦畑だったり、本当に農村地帯でした。古い家や教会も多く非常に静かなので、週末はたまにこの辺りまでウォーキングをして、ちょっと立ち止まって風の音や鳥の鳴き声、かすかな牧場の匂いなどを楽しんだり。最高でした。


Farmers Market in Ferney-Voltaire

毎週土曜日、様々な農作物だけでなく服飾品や日用品などありとあらゆるものが売られるファーマーズ・マーケットが開かれています。あまりにも大きいので、町中心部から十字状に伸びる道路まで封鎖して行います。ジュネーブから、そしてかなり遠くから客が来るらしく、普段は静かな町が大変な騒ぎに。

Farmer's market in Ferney-Voltaire
フランスといえばパン!もうどこに行っても本当にパンがおいしかったです。
でも一番はフェルネー・ヴォルテールのいつものパン屋。外はパリっとして中がしっかりしつつやわらかい!

Farmer's market in Ferney-Voltaire
なぜ陸の中の田舎町にこんな魚屋が…しかしここは高品質・新鮮な魚で遠くからもお客さんが来るとか。


View from our room
ちなみに私とYさんがステイした宿泊施設はメゾネット型。窓の外はこんな感じ。

our favorite baguette
Yさん特製バゲットサンド。
コストをできるだけ低く抑えるため、朝食と夕飯は自炊、お昼も週に2回はお弁当(といってもパスタとサラダ)を作ってもっていっていました。たまの贅沢はフェルネー・ヴォルテールのお気に入りのパン屋で買うバゲット!

french crepe
…と、クレープ!

bon maman pudding
フランスで思ったこと。スーパーで買えるお菓子やデザート類の種類が豊富で本当においしい!!これはボン・ママンのババ・オ・ラム(baba au rum)。はまりました…
でもスナック菓子がそれとは対照的にあまりないですね。せんべい・スナック菓子中毒にはきつい(笑)





プロフィール

AJK

Author:AJK
WRC観戦が趣味の通訳・翻訳者です。
ひとつの文化として世界ラリー選手権が大好き!
テレビ朝日「地球の走り方」のコメンテーターとして出演中。

米国で会議通訳修士号(MACI)を取得後に自動車専門の同時・逐次通訳として活動、2015年より日本で会議通訳者として活動しています。

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